2022年05月21日
うんちが臭いのは何故?
こんちには!フレンチブルドッグ専門店BOOHの増田です!
「おうちの子のうんちが臭い!どうすればいいのかしら?」
ワンちゃんを飼われているとどうしてもうんちの状態、臭い等でお悩みがあるのではないでしょうか?
このブログではうんちの臭いがきつい原因、またその臭いの仕組みについて解説します。ぜひ愛犬の健康管理にお役立てください!
まずうんちの臭いがきつい原因ですが、これを解説する前に、うんちは「何でできているか」を理解しましょう。
うんちを構成する要素
ワンちゃんや人もそうですが便のおおよその成分としては、水分が75-80%、残りが消化されなかった食べかすや腸内細菌,腸粘膜が新陳代謝で剥がれ落ちたものと言われています。実はこの構成要素の「食べかす」の部分が臭い原因となっているのですが、まずは何故私達が臭いと感じるのかを解説していきます。
臭いの原因
うんちが臭いと感じる原因の成分は、悪玉菌がタンパク質を分解するときに出る「インドール」「スカトール」と呼ばれる物質です。この物質が高濃度になると嫌な臭いになります。つまり肉中心の高たんぱくな食生活をしていると消化しきれなかったタンパク質が悪玉菌によって「インドール」「スカトール」に変えられ臭いうんちが出るようになっていきます。悪玉菌が増えれば増えるほど臭い原因を作り、また下痢の症状等も引き起こすため、悪玉菌を増やさないようにしなければなりません。
では悪玉菌が増えるような食生活はどんな食生活なのでしょうか?
悪玉菌が増えてしまう原因
私達のお腹の中にもいるこの悪玉菌ですが、実はタンパク質や脂質をご飯にしており、また免疫低下や食べるものに影響を受けて増え続けます。毎日肉中心の高たんぱく、高脂質のものばかり食べていると、悪玉菌の増殖を加速させてしまい、結果次々と臭い原因に変えられてしまいうので、うんちが臭くなってしまいます。また、ストレスが強くかかっていると腸内環境によくありません。これも悪玉菌の増殖を加速させてしまうためです。
ここまでは悪玉菌が臭い原因を作っていて、悪玉菌が増える原因等解説してきましたが、次はどうすれば臭いが改善されるのかを解説していきます。
善玉菌の存在
臭いの改善をするためには、臭いの原因を作っている悪玉菌の数を増やさないようにしなければなりません。それには善玉菌の働きが必要になってきます。善玉菌はその名の通りお腹に良い働きをしてくれる菌ですが、この善玉菌が悪玉菌の増殖を抑える鍵を握っています。
悪玉菌はタンパク質等をご飯にして分解したものを有害物質に変えますが、逆に善玉菌はお腹に良いと言われている食物繊維等をご飯にして増え、そして悪玉菌と違い有害物質に変えるのではなく、食べたものを「酸」に変えます。実は悪玉菌は「酸」に弱いため腸全体が弱酸性になると悪玉菌の増殖を抑え、結果的に善玉菌優勢になるのでお腹の調子が良くなる、うんち等も臭くないものになります。
善玉菌を優勢にすることで、悪玉菌が抑えられ臭いの改善ができるのです。しかし具体的に善玉菌はどう増やせばいいのでしょうか?
増やすためには?
ヒトもワンちゃんも同じで腸内の善玉菌を割合を増やしてあげることが必要ですが、増やす方法は大きく2通りあります。
まず1つ目は、善玉菌を外部から摂取することです。ヒトがヨーグルトや納豆、漬物を摂取するようにワンちゃんも乳酸菌やビフィズス菌等の善玉菌をサプリメントを通して摂取しましょう。そうすることで単純に善玉菌の数が増えるので腸内環境を良くすることに繋がります。
2つ目は、元から存在する善玉菌を増やすことができる善玉菌の「ご飯」を摂取することです。果物類や野菜類等に含まれている食物繊維・オリゴ糖は消化されることなく大腸まで到達し、元々いた善玉菌のご飯となります。つまり、食物繊維等の善玉菌のご飯が沢山食べれる状態を作ることが大切なのです。
善玉菌のご飯が取れる食物は?
具体的に善玉菌のご飯となる食物繊維等を摂取できる食物をご紹介していきます。
・キャベツ
・レタス
・サツマイモ
・バナナ など
挙げた例はごく一部ですが、生活の中で与える機会があるものだと思うので意識的に与えてみてください。ここで一つ注意点ですが、食物繊維がお腹に良いからと言って与えすぎは逆効果です。消化不良を起こしてしまい下痢になってしまいますので注意しましょう!何を与えるにして多すぎは逆効果と覚えておきましょう。
まとめ
どうだったでしょうか?ワンちゃんのうんちが臭くなる時お腹の中で悪玉菌が増えていること、そしてそれを改善するためには善玉菌の数を優勢にしなければならないことがお分かりいただけたでしょうか。
少し細かいことまでお話しましたが、ワンちゃんの健康状態を判断する上でぜひ役立ててください!