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2022年07月28日



毛色が変わるのはなぜ?

こんにちはフレンチブルドッグ専門店BOOHの増田です!

本日は犬の毛の色の変化が見られることについてご紹介していきます。

毎日見ている愛犬だからこそ、日々の少しずつの変化は見逃してしまうものです。ある時小さい頃の写真などを見ると毛色が変わっており、驚くことはありませんか?
ワンちゃんの毛色は一生同じままということはあまりないのがほとんどです。では、この毛色が変わる理由はなんなのでしょうか。

犬の毛の退色とは?

犬の退色とは元ある毛色が何らかの理由で変色、違う色に変わってしまうことです。毛色が淡くなったり、薄くなったりと色の変化の仕方は様々ですが、最もよく見かける退色がシニア期になりいわゆる白髪になる老化現象です。毛色が黒い子はシニアに近づくと白髪になる傾向があります。

退色の原因

毛色は毛皮質内にあるメラニン色素によって発現します。このメラニン色素は2種類あり、黒~茶色を生み出す「ユーメラニン」と赤~黄色を作り出す「フォメラニン」という2つの色素の割合により、色が作り出されます。

このメラニン色素はメラニン細胞によって作られます。メラニン細胞は成長とともに増えるため、通常は成犬になるにつれ毛色は濃くなるということになります。つまり逆に老化によってメラニン細胞は減少していくということでもあります。シニアになると退色し、白い毛が増えていくという老化減少は、人間の白髪の生える仕組みと同じです。老化が原因の退色は主に顔の毛から退色していきます。

他にも栄養不足によって退色が起こる場合があります。

毛色を生み出すために欠かせないメラニン色素ですが、このメラニン色素を体内で作り出すためのアミノ酸が不足していると退色する可能性があります。

対処法はあるのか

退色してしまう原因がわかったところで気になるのは対処法ですね。遺伝子や成長の過程で起こっている退色の対処は難しいといえますが、栄養不足や老化減少であれば対処は可能です。

・栄養不足が原因の場合

総合栄養食のドッグフードを主食に、栄養バランスの整った食事内容にしましょう。

そのうえで、メラニンの合成に欠かせない「チロシン」という栄養素を摂取してみるといいでしょう。チロシンが多く含まれる食品は、大豆、かつお節、チーズなどがあります。

・老化現象の場合

退色を回避することはできませんが、進行を遅らせることはできます。シニアになってくるとご飯の食べる量が減るため、自ずと栄養価も低いものになっていくでしょう。歯も衰えて行くため今まで食べれたものが食べれなくなるといったことが起きてきます。その際、柔らかいもの中心に食事内容を変えるのではなく、できる限り今まで食べていたものを与えるようにしましょう。固くて食べれないのであれば、砕いてたべやすくしてあげましょう。シニアですので、もう勝手に食べてくれる時期は過ぎています。ひと手間増えますが、愛犬のためです。飼い主様もがんばりましょう。

まとめ

どうだったでしょうか?毛の色が退色してしまう原因は様々あるため、どの子にも対処法があるわけではありませんが、少しでも老化が原因での退色を抑えたり、栄養不足によって若い頃から色が変わることを阻止できるため悩まれている飼い主さまは一度試してはいかがでしょか?

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