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2022年01月31日



子犬の頃になりやすい!?低血糖症とは

こんにちは!フレンチブルドッグ専門店BOOHの増田です!

本日は、子犬によくある低血糖のお話をしてまいります!

低血糖とはなにか?どんな症状なのか、どういう子がなるのかなどをご紹介していきます。

低血糖とは?

私達がいつも食べているパンや麺類、米類などの炭水化物は体の中で消化吸収され、ブドウ糖になり血液中に入って体のエネルギーになっていきます。その血液中のブドウ糖の濃度のことを血糖値といいます。

 

低血糖症とは、血液中の糖度が極度に低下した状態のことです。つまり、血液中にブドウ糖がほとんどない状態です。

 

低血糖症の症状は、活動性の低下が挙げられ、ぐったりしたり元気がない等の症状が現れます。
また、後ろ足部分の麻痺やけいれん発作、嘔吐、失禁、震え、下痢などの症状が起こる場合もあります。脈拍が早くなったり体温が低くなることも低血糖の症状です。こういった症状が見られる場合は脈拍や体温を測って確認することも可能です。

こんな身近にある疾患の低血糖症は、子犬の頃になる原因と成犬でなる原因が違います。では、どんな原因があるのでしょうか?詳しくみていきましょう!

子犬の頃の原因

子犬の頃だと生後3ヶ月頃までに多く見られます。原因は、寄生虫症や何らかの疾患がある子犬が、長時間食事が取れてないことがきっかけとなって低血糖を発症します。成犬であれば数日間食事していなくても、肝臓に糖を貯蔵してあるので、血糖値は保てます。ですが、子犬にはその余裕がありません。
特に小型犬の子犬で下痢や嘔吐を繰り返している場合は、低血糖症の恐れがあるので注意です!

成犬のでの原因

5歳以上の成犬に多く、ホルモンバランスの異常や重度の感染症などの疾患が原因で発症します。
糖尿病にかかっている犬だと治療において、治療薬として投与されるインスリンの過剰によって、低血糖になる場合もあります。

どんな症状?

主な症状はぐったりする、運動失調になる、元気がなくなる、下半身の麻痺および痙攣発作を起こす、などです。
血液中の糖度の下がり方や低血糖症になってからの時間、血液中の糖分の濃度によって症状は多少変わってきます。

また、舌の血色の度合いも低血糖症と関わってきます。通常舌はピンク色ですが、低血糖症になると舌の血色が悪くなり白っぽくなるので、お家の子が体調が悪そうであったり、元気がない場合は一度舌を確認してみましょう!

最後に

この低血糖症は、子犬の頃になりやすい疾患であり重症化すると亡くなるケースもある疾患です。

これを知っているのと知らないのでは、最悪のケースを回避できる可能性が全く違ってきます。
ぜひこのブログをきっかけにこの疾患を覚えておいてください!

お家の子の異常に一番早く気付けるのは飼い主様です。少しづつ勉強をしていきましょう!

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