2022年02月14日
なぜチョコレートは危険なのか?
こんにちは!フレンチブルドッグ専門店BOOHの増田です!
本日、2/14日はバレンタインデーですね!
いつもお世話になっている方や、気になっている方へ渡すチョコはもう準備してありますでしょうか?
本日はバレンタインデーということもあってワンちゃんに何故チョコレートは危険なのかをご紹介していきます。
なんとなくワンちゃんにチョコレートをあげてはいけないとわかっているが、何が原因なのか知らない飼い主さまはこの機会にぜひ、確認しておきましょう!
なぜチョコレートは危険なのか!
はじめに結論から言うと、ワンちゃんはチョコレートを食べると中毒症状を起こす恐れがあります。
しかし、すべてのチョコレートで中毒症状が出るわけではありません。
それでは、なぜ中毒症状が出てしまうのかその理由をみていきましょう!
チョコレートには「テオブロミン」という成分が入っています。ワンちゃん達はこの成分を分解する能力が低いために中毒症状を起こしてしまいます。
この中毒症状が出てしまう原因は、分解する能力が低いこともありますが、体内の滞在時間も大きく関わってきます。人はテオブロミンを分解して約6時間で排出されるのに対して、ワンちゃんの場合は約17.5時間と、人の倍の時間、体内に残っています。長い時間体内にとどまるためテオブロミンの薬理効果が強くでてしまい、中毒になるとされています。
テオブロミンとは?
チョコレートやココア、コーラなどに含まれるアルカロイドの1種。カフェインと同等の働きがあり、利尿作用、覚醒作用、緊張緩和、血管拡張作用、中枢神経への刺激などの効果があります。
ちなみに私達人間はチョコレートに入っているテオブロミンの量ぐらいは分解ができます。
中毒症状が出やすいチョコレートは?
前述でも紹介した通りチョコレートといってもすべてのチョコレートで中毒症状が出るわけではありません。
チョコレートの中でも、「テオブロミン」含有量が多いチョコレートは中毒症状の危険性がでてきます。
テオブロミンが多く含まれているチョコレートとは、苦味が強いチョコレートのことです。子供が食べるようなお菓子のチョコレートではなく、大人が食べるようなチョコレートですね!
具体的には….
- ビターチョコレート
- 高級チョコレート
- カカオ○○%のチョコレート
- ココアなど
これらはテオブロミンの含有量が多いため、ワンちゃんが食べてしまった場合はすぐにでも病院さんに相談しましょう。
それに対して、ホワイトチョコレートやミルクチョコレートと言われるものは、テオブロミン含有量がかなり少ないので万が一食べてしまっても、中毒症状の恐れはそこまでないようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
チョコレートがだめと言われていましたが、危険なものとそうでないものがあることがわかったと思います。
ですが、どんなチョコレートを食べてしまってもしばらくは様子をみてあげて、何かしらの症状が出た場合はすぐさま動物病院の方に受診を!
バレンタインの準備中におうちの子が食べてしまったと焦っている飼い主さまは冷静にどんな種類のチョコレートを食べてしまったか確認してみましょう。