2022年04月21日
ワンちゃんの視力って悪いの?
こんにちは!フレンチブルドッグ専門店BOOHの増田です!
いつも私達の身近にいるワンちゃん達ですが、視力が悪いという話を聞いたことはないでしょうか?
ですが、散歩中私達人ですら見えにくいものを見つけたり、人が見失うような速いボールもしっかりと目で追えるワンちゃん達、ほんとうに視力がわるいのでしょうか?
ということで、本日はワンちゃんの視力についてみていきましょう!
見ているのに、見えていない?
ワンちゃん達は人で例えると平均的には0.2~0.3程度の視力です。これはワンちゃんの目の構造的に焦点が合いにくいためだと言われています。
では、私達がもし仮に0.2〜0.3の視力で空中でボールをキャッチすることはできるでしょうか?
これは中々難しいのではないでしょうか。
そうなると、ワンちゃん達はなぜあんなにも簡単にボールを目で追い、キャッチできるのでしょうか?
これには2つの理由が考えられます。
まず1つ目は、ワンちゃんは目だけで追っているわけではないということです。視力の他にも、嗅覚や聴覚、触覚を上手に使っているため、ボールの位置をしっかりと把握しているようです。
2つ目としては、ワンちゃんは元々野生で狩りをしていたため人よりも動体視力が優れているためです。単純な視力だけではぼんやりとした視界でも、組み合わせることによって動くものには俊敏に反応ができるようになっています。
色の見え方の違い
ここまでワンちゃんの視力がそれほど高くないことをご紹介しましたが、実は色の見え方も違うのです。
視細胞には色を識別できる細胞の錐体(すいたい)と明暗を認識する桿体(かんたい)という細胞があります。
人よりもワンちゃんは錐体細胞がとても少ないため、色別能力には限りがあります。
結果として色を色別できるわけではありませんが、見えていないわけではないようです。
逆にワンちゃんは、明暗を認識する桿体細胞は人より優れているので、夜目が効きやすい特性を持っています。
色の色別をするより、暗闇でも狩りができるように適応していったのかもしれないですね!
どんな色が見えやすい?
同じ錐体細胞が2種類の動物同士でも、動物の種類によって各錐体の特性や感度レベルはそれぞれ異なるため、同じ色に見えているのかはわかりません。しかし、私たちと長い間パートナーとして生活してきた犬に関しては、どんな見え方をしているのかの研究が多くされています。
犬の場合、青色から黄色までの色彩が認識できると言われています。青と黄の間には緑があり、この3色であれば人と見え方は違うものの認識ができるということです。例えば赤色は黄色から青色の中には含まれないので、犬には赤色と緑色の区別は難しいと言われています。
どうだったでしょうか?
ワンちゃんの視力がどれほどなのかイメージできたでしょうか?
詳しく見ていくと、驚いた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
ですが、まだまだワンちゃんについてはわかっていないこともあるんですね。
他にも紫外線が見えているのでは?という可能性が示されたりと、一番身近な存在のワンちゃんは他にも色々と謎を持っているようです!
このブログの情報を駆使して、ぜひより良いワンちゃんとの生活を楽しんでくださいね!